品質で世界一を目指す、「モノづくり」に携わっている人は、みな、そういう思いはあるはずです。私達が製造している「除雪機」や「農業機械」は、自動車や家電製品と比べるとお客様が使用されるシーズンや地域が限定されるものであるため、市場としてはあまり大きくありません。しかしながら、確実にニーズが存在しています。特に除雪機は国内のどこかで必ず誰かが必要としているものです。これを、あまり売れるものではないからと利潤追求に走り、作るのをやめてしまったら大変なことになります。つまり、これは誰かがやらなければならないものなのです。その誰かがやらなければならない部分を私達が責任を持って担っていく、そういった想いが和同の従業員全員の根底にあるような気がします。

現実には工場一つとっても、弊社はまだまだマンパワーのところがあります。自動車や家電製品といった通年生産されているものはオートメーション化が図られていますが、国内で除雪機や農業機械のラインを必要とする会社はほんの数社しかないため、そのために生産設備を作る会社もほとんどありません。そのため、どうしても手作業が多くならざるを得ません。しかし、「誰かがやらなければならない」ということを私達全員が心の底で感じ、顕在するニーズに実直に対応していく、それが和同の精神です。その中で、新たな開発に挑戦し、更なる充実したサービスの展開を目指す、という想いにつなげていきたいと思っています。